転職理由はどう伝える?良い印象を与える転職理由の答え方

転職時の面接・履歴書で必ず聞かれる転職理由。合否を左右する質問のひとつですが、実際のところどう答えるのが正解なのかわからない人も多いでしょう。

今回は、転職理由をまとめるコツや面接での答え方などを解説します。転職理由の答え方が明確になるので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

転職理由の考え方とまとめるコツ

まずは転職理由の考え方とまとめるコツをステップに分けて解説していきます。

1.現職の不満をできるだけ書き出す

1つ目のステップは、現職の不満をできるだけ書き出すことです。この作業によって、あなたが転職しようと思った理由が明確になります。

面接では言えないものも含め、思いつくままにできるだけ多く書くことがポイントです。面接で言うべきか後ほどジャッジするので、現職のイヤなところをたくさん書き出しましょう。

2.現職の不満を転職で実現したいことに置き換える

現職のイヤなところを書き出したら、次はそれを転職で実現したいことにひとつずつ置き換えていきます。この作業によって、転職理由が「ネガティブな理由」から「ポジティブな理由」に変わります。

現職の不満が「残業が多すぎること」なら、転職によって「仕事のオンオフをはっきりさせたい」という前向きな理由に置き換えることができます。ポジティブな理由に置き換えることで、面接で答えるときに単なる不満アピールにならずに済むのです。

3.書き出した転職理由を取捨選択する

3ステップ目は、書き出した転職理由を応募企業に合わせて取捨選択します。基準は、応募企業でその希望が叶えられるかどうかです。

残業が少ない企業なら「仕事のオンオフをはっきりさせたい」という転職理由はマッチしますが、「残業してでも給料アップを目指したい」という転職理由ではマッチしない人材と判断されるでしょう。

ステップ1で現職の不満をできるだけ多く書き出す作業をしたのは、どんな企業に応募しても対応できる選択肢を持っておくためでもあります。応募企業の特徴や社風に応じて、答える転職理由を取捨選択してみましょう。

履歴書・職務経歴書での転職理由の書き方

職務経歴書・履歴書で転職理由を書く場合、簡潔に書くことが大切です。履歴書には定型どおり、「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」といった程度の記載で問題ありません。

職務経歴書も転職理由の記載は必須ではありませんが、アピールしたい場合はできるだけ端的にわかりやすく書くようにしましょう。目安の文字数は200字前後、文章構成としては「現職の状況」「転職で実現したいこと」から「応募企業でそれが叶えられる理由」と繋げるのが良いでしょう。

職務経歴書に転職理由を書くときの例文

現職はワンマン経営で、すべての物事が社長のトップダウンで決まる社風でした。3年間勤務したなかで、会社の指示に従うことの大切さ認識しつつ、自身で考え行動して成果を出していくことが、成長とやりがい、実績にもつながるという考えに至りました。

社員1人1人を尊重し、若手でも会社に対して様々な提案ができる御社の社風に魅力を感じ応募いたしました。

面接での転職理由の答え方

面接では、選考書類に書ききれなかったことや現職の具体的なエピソードを添えて伝えるようにしましょう。目安は1分程度、長くても2分以内に収めると良いでしょう。

伝え方の構成は職務経歴書の書き方と同様です。冒頭で「現職で満足しているところ」を伝えると、より不満アピールになりにくいのでおすすめです。

職務経歴書に書いてあることを読むだけではNG。面接官は、選考書類だけでは具体的なイメージがつかないから質問しているのです。意図を汲み取れずに書類に書いてあることだけ伝えると「空気が読めない」と思われるかもしれません。

転職理由は前向きであることが鉄則

転職理由は、前向きであることが鉄則です。引っ越しや家庭の事情なども仕方ないことではありますが、前向きな印象というより受動的なイメージを与えがちです。

あくまで仕事を主体とし、自己成長ややりがい、キャリアアップなどの前向きな転職理由を答えるようにしましょう。

前職の良いところを挙げてから転職理由を伝える

転職理由は、前職の不満や悪口になってしまいがち。前職の不満をつらつらと述べると、面接官に「ネガティブな人材」「文句ばかり言っている人物」と思われ、良い印象を与えません。

面接で転職理由を伝えるときは、前職の良いところから答えるのがおすすめです。前職のポジティブな情報から始まるので、その後に不満を伝えたとしてもそれほど強い悪印象は与えずに済むでしょう。

自己成長やキャリアアップを伝えて成長意欲をアピール

自己成長やキャリアアップを転職理由に挙げると、仕事を主軸に考えていることがアピールでき、成長意識が高い印象を与えることが可能です。

特に、「役職や責任が上がる」「より専門的な業務を任せてもらえる」「業務の幅が広がる」など前職の延長線上にある職務内容で、さらに上流の業務や難しいスキルを必要とする業務に応募する際に活用できるでしょう。

ただし、自己成長やキャリアアップに対しての想いがまったくない場合は嘘になってしまうため、転職理由として伝えるのはおすすめしません。

やりがいや目標の実現を伝えて主体性をアピール

やりがいや目標の実現を転職理由に挙げると、前向きかつ主体的に仕事に取り組める人材という印象を与えることができます。

「お客様と直接関わって感謝される仕事をしたい」「会社の売上に直接貢献できる職種で働きたい」「困っている人を助けられるサービスを提供する御社で働きたい」のように、転職によって職種や業務内容を変えるキャリアチェンジの際に活用できるでしょう。

自己成長・キャリアアップと同じく、まったくそう思ってない場合は使うべきではありませんので、注意してください。

面接で転職理由を答えるときの例文

現職は社内の人間関係がよく、目標に向かって全員で頑張っていく活気のある会社なのですが、一方で残業が多く、月に平均45時間、多いと60時間を超えるような状態でした。

働くなかで、オンとオフを明確にしてプライベートを資格取得や自己啓発の時間に充てたいという思いを持つようになりました。

御社では勤務時間内で成果を出すことに重点を置いているということを知り、その考え方に魅力を感じて今回応募させていただきました。

面接官が転職理由で見ているポイント

転職理由を聞くときに面接官が見ているポイントを確認していきましょう。また、それを踏まえて転職理由で良い印象を与えるためにどうすれば良いか考えてみました。

会社とのマッチ度を見たい

面接官が転職理由を聞くときに見ているポイントのひとつは「会社とのマッチ度」です。転職の動機から、自社の社風・働き方・職務内容などとの相性を判断しています。

会社との相性は入社後の勤務年数に影響します。たとえば、長い勤務時間が不満で転職を考えている人が転職先でも長時間の勤務を課せられれば、すぐに辞めてしまう可能性がありますよね。

採用した社員の早期離職は、面接官の実績として汚点になることもあります。入社に際する労力や、研修費用を回収する前に辞められてしまうと、会社としては痛手なのです。

仕事への向き合い方を知りたい

面接官が転職理由を聞くときに見ているもうひとつのポイントは「仕事への向き合い方」です。

転職理由は、その人の仕事への価値観を知ることができる質問です。どんな姿勢で仕事に向き合っているのか、人生において仕事にどんな価値を見出しているのかを図ることができます。

面接官は転職理由を聞くことで、その応募者を採用したらどれくらい真剣に業務に取り組み、成果を出してくれるか判断しているのです。

転職理由で良い印象を伝えるには

転職理由は人によりさまざまですが、そのなかでも面接時に良い印象を与えるもの・悪い印象を与えるものがあります。

「仕事よりもプライベート中心な考え方を持っている」「自己中心的な考え方を持っている」「自分の責任と思われる可能性あり」といった転職理由は基本的に悪い印象を与えることになるでしょう。

以下に、転職入職者が前職を辞めた理由をそれぞれ分類したので、例を参考に面接時に使える転職理由に置き換えてみましょう。

転職理由置き換え例
労働時間・休日等の労働条件効率的に仕事を進め、もっと成果を挙げたい
会社の将来性伸びる会社で勤務し、自己成長につなげたい
仕事の内容に興味を持てない本当にやりたかった仕事につきたい
能力・個性・資格を生かせない自身のスキルや資格を活かせる仕事にチャレンジしたい
収入面自分が挙げた成果を実感しながら働きたい
職場の人間関係が悪かった周りと連携してチームワークで仕事を進めたい
ワークライフバランスなどのプライベートな理由限られた時間でも成果を出し、資格取得などの時間にあてたい
評価が低い・評価されない実績や成果を正当に評価してくれる会社で働きたい

(参考:厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概況」)

会社都合や定年・期間満了、結婚・出産・育児・介護・看護などは仕方ない理由とみられるので、特別な理由がなければそのまま伝えても問題ないでしょう。

まとめ

転職理由を面接で答えるときは、前職の良いところから始めて、やりがいやキャリアアップなどの前向きな理由を答えるのが正解です。

面接の合否に関わる重要な内容なので、面接官に悪い印象を与えないためにも、事前にしっかり考えて準備しておくようにしてくださいね。

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